沼辺者

争が起きて、ミサイルが落ちて、穴があいた。

その穴に水が溜まって沼になる頃、人々は平穏な日常のことしか考えなくなっていた。

 

そして沼には男が一人、住み着いた。

ただ静かに暮らしたい男の意に反し、沼は徐々に底辺の人間の寄る辺になっていき、更には土地を開発したい金持ちの標的にもなってしまう。

男は沼での生活を諦めたが、金持ちに反発する者が現れた。反発は仕返しを呼び、その連鎖は加速。

 

沼で幕をあけた小さな戦争の裏には、男の過去を知る男がいた―

 

 

●出演

岩田裕耳(電動夏子安置システム/オトナの事情≒コドモの二乗)

青白木タクヤ(Dotoo!)

宮本愛美

鈴木アメリ(犬と串)

斉藤マッチュ(劇団銀石)

浜崎仁史

榊菜津美

今城文恵(浮世企画)

関寛之

古市海見子

 役者紹介

 

●スタッフ

脚本・演出:今城文恵/舞台監督:鳥養友美/照明:内山唯美(劇団銀石)/美術:秋友久実/音響:角田里枝/衣装協力:さっちゃん/演出助手:根本沙織/宣伝美術:石田翠/スチール:奥山郁/制作:会 沢ナオト(劇団競泳水着/mono.TONE)/当日運営:新居朋子、藤井良一/企画・製作:浮世企画/協力:犬と串、エーライツ、オトナの事情≒コドモの二乗、劇団競泳水着、劇団銀石、電動夏子安 置システム 、Dotoo!、mono.TONE


 

 

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アンケートから

●作家が女性とは思えない骨太なドラマでした。(57歳女性)

●キャラクターに親しみを持ったらどんどん不幸になっていって寂しかったです。(21歳男性)

●私もダメ人間なので今回の内容けっこう胃が痛かった!(55歳男性)

●役者さんも音響も凄く良かったです。沼のセットには本当に驚きました。最後どうしようもないくらい救いのない展開になると思ったけど、ハナコちゃんに救われました。(23歳女性)

●誰かは救われてほしかったかな。(30歳男性)

●確信犯・・・というよりは知能犯。ブラックかつ陰惨なハナシを(略)緩和し、なおかつ主人公側たる沼辺者たちも不法占拠者ということで深く感情移入させないとは・・・というくくりの中ゆえ安心してアウトローたちの復讐劇に没入できるのかしらん?(男性)

●あっという間でした。印象のうすかったキャラクターがいなくて引き込まれました。“沼”というモチーフが面白くて、とても統一感のある舞台で面白かったです。(24歳女性)

●ざわざわしました。音楽かっこ良かったです(23歳女性)

●ラストシーンは余計だと思う。沼に悪い女2人をひきずりこむシーンは心の中で大喝采でした。(男性)

●うわー最後鳥肌立ちました・・・(略)リアルなのにちょっとファンタジックだけどなんか現実にもありそうでちょっとぞくぞくしました。(23歳女性)

●当人同士には一大事なことが起きたとしても、結局何事もなかったかのように忘れられていく。でも似たような歴史が繰り返されていく。人間社会はうまいこと回るようにできている訳ですね。穏便にすぎていく。なんだかゾッとします。(22歳女性)

 

 

 

 

【性別】

まさかの同数!

 

【年齢】

今までに比べ、30代以降の方がアンケートを残してくださる率が上がっております。

一人一人のお客様を見ていますと、今回は「駄目男にきゅんとする20代女性」か「世界観に共感するおじさま」が特に大きな反応をくださいました。

 

【職業】

これは今までで一番バラエティーに富んでおります。

お勤めしている方に、今回のお話は響いたのでしょうか。

嬉しい。